2018年2月5日の宮島競艇場の第9レースで全艇がフライングで不成立のレースとなった。
全艇フライングは何度かあるのですが、今回のフライングは非常識なものだった。
0.05秒以上のフライングで今回フライングした選手、すべてが即日帰郷処分となりました。
フライングしただけで厳しい処分だな!
と思うかもしれませんが、大きな理由がフライングした選手の舟券は全額返金となるので、売上に対して大きな影響となります。
それくらい厳しくしておきたいほどなのです。
今回のフライング事件は6号艇の若手選手、河野主樹選手が異常なフライングでしたね。
周りもつられてしまうこともあり、このような大惨事になったのでしょう。
フライングのペナルティについて
まずは、その大会でのフライングについてです。
予選などで、1度でもフライングをすると、その後その大会でいくら成績を残しても優勝戦やドリーム戦の出場ができなくなります。
そして、1大会で2回目のフライングをしてしまった場合は即日帰郷となります。
2013年11月1日より、0.05秒以上のフライングは非常識なフライングとなり、即日帰郷と発表されています。
その、非常識なフライングが、今回の2018年2月5日の宮島競艇場の第9レースで全艇対象となったのです。
ひどいですよね。
動画がこちら
次に、その後になります。
大会は終了しますが、1度でもフライングをするとその後の大会出場などに影響があります。
一定期間の斡旋停止(1本目:30日、2本目:60日、3本目:90日、4本目:180日)となり、4本目のフライングは事実上、引退という形になります。
大きな大会、全国規模で舟券が発売されるSG戦やG1、G2戦などでのフライングは優勝戦や準優勝戦でのフライングによってのペナルティに違いがあります。
それだけ、注目のレースでもありますし、フライングの際の影響がすごく、それだけ気をつけて欲しいと言うために厳しくしています。
簡単にですが、以下のペナルティとなります。
SG優勝戦:12か月間SG選出除外(賞金王決定戦は資格を満たせば出場可能)および出場辞退期間消化後6か月間(182日)GⅠ・GⅡ選出除外
SG準優勝戦および賞金王決定戦トライアル、順位決定戦:以後のSG4節選出除外(賞金王決定戦は資格を満たせば出場可能)および出場辞退期間消化後3か月間(91日)GⅠ・GⅡ選出除外
GⅠ・GⅡ優勝戦:出場辞退期間消化後6か月間(182日)GⅠ・GⅡ選出除外
GⅠ・GⅡ準優勝戦:出場辞退期間消化後3か月間(91日)GⅠ・GⅡ選出除外
新鋭戦・女子戦優勝戦:出場辞退期間消化後6か月(182日)間新鋭戦(新鋭王座含む)・女子戦選出除外
新鋭戦・女子戦準優勝戦:出場辞退期間消化後3か月間(91日)新鋭戦(新鋭王座含む)・女子戦選出除外
とにかく、選手はフライングに気をつけて勝利の狙わないといけない程、スタートが重要であり、勝負どころということになります。
だったらスタートは陸上などで静止した状態にすれば良いと思った方はいませんか?
それは、はっきり言って無理です。
なぜなら、競艇選手が乗るボートにはクラッチやブレーキが無く、スロットルレバー(車で言うアクセル)のみを使ってスピードを調整する事になります。レバーを握ればエンジンの回転が上がりスピードが出て、離すと回転が下がりスピードが無くなります。しかしレバーを握らなくてもブレーキなどがないので必然的にモーターとプロペラが動き続けておりボートに推進力が加わり続けるため、陸上競技・水泳・オートレースなどのような静止してのオンラインスタートは競艇では不可能になります。
スタート静止でもしできるのであれば、モーターが良い選手が勝ち続けるという現象が起きるでしょう。
競艇自体が面白くなくなってしまいますよね。
フライングは競艇選手にとっては非常に恐ろしいものなのです。
出走表を見てください。
一定期間中にフライングをいくつ持っているのか表示されています。
ここで、フライングを2つ持っている選手はスタートでなかなか攻めて来ることはないでしょうね。
舟券購入時にその選手を軸で勝負はあまりにもリスクがあり、的中する確率は低いでしょう。
フライング回数も見ながら、舟券予想もアリなので、そこもチェックしならが今後競艇をやってみてくださいね。
知っている人なら、当たり前のことかもしれませんが、ここまで記事を読んでいただいてありがとうございますw
今後ともよろしくお願い致します。
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